文字通り、不動産は、動かすことができない資産です。当然、他の金融資産などと比べ流動性が低い資産です。急にお金が必要になった時に換金したくても、預貯金や株券のように今日・明日にもと現金化できるわけではありません。最低でも数週間から1ヶ月、通常なら数ヶ月の時間を要します。売り急ぐと売却価格も低くする必要にかられる可能性もあるため、不動産投資は、あくまでも「余裕」資金で始めるスタンスが必要です。
バブル崩壊後、値を下げた不動産価格も、都心部では上昇に転じてきています。この点に注目して売却益(キャピタルゲイン)を狙ってみるという考え方も間違ってはいませんが、予想に反して下落するリスクもある点は承知しておかなければなりません。あくまで将来的に収益(インカムゲイン)がどれほど見込めるかという点が不動産投資の考え方のベースです。
景気の回復に伴い不動産価格が上がると思われがちですが、需要と供給のバランスからいってバブル期のような不動産価値の急上昇はないといっていいでしょう。立地や条件によっては売却益が見込める所もあれば、リスクの高い所もありますが、「少子高齢化」で借り手(需要)の先細りがはっきりしていて、不良債権処理が進んでいけば供給が加速されます。将来的に売却するときのことを考えて値下がりリスクの少ない立地や条件を選ぶようにしましょう。